いまの部署は、毎年恒例の職場旅行があります。
今回は、熱海に行くことになりました。
この旅行、基本は夜ホテルで全員で飲むことが目的なのですが、山登りが好きな職場の先輩と話をしていたら「せっかくなので山に登ろうではないか」という話になり、みなが熱海に集まる前日、職場の先輩職員と熱海近くの「玄岳」に上ることになりました。
玄岳は標高798メートルで、初心者向きの山だそうで、ハイキング+αくらいな感じです。
とは言え、結構、勾配があるので、やっぱり疲れるは疲れます。
登山道を進んでいくと、要所要所に誰が書いたか分からない、そして、何を伝えたいのかも分からない看板が現れます。最初は、「自然は友達」と言ったような、まだ頷ける文章なのですが、次は「緑の風は心の詩」…。そして、写真(上)の看板。
帰る時 私は新品です! って!
先輩職員と大爆笑しましたが…。
今回は熱海側から登り、函南側に降りるルートを選びました。熱海側の登山道は整備されていて、とても登りやすかったのですが、函南側は背丈ほどもある熊笹が行く手を阻み、道なき道をかき分けていくような下山となりました。
下山後には2つの観光名所に行きました。
1つは、丹那断層の断層公園です。1930年の北伊豆地震によって表面に現れた断層のずれが分かりやすく示してあります。先輩職員からは「めちゃめちゃ微妙」との評価を頂きましたが、個人的にはとても楽しかったです。
もう1つは酪農王国オラッチェ。
とにかく疲れていたので、フランクフルト片手に地ビール!と思ったのですが、すでに時は午後3時半。ほとんどのお店やイベントが終了しており、地ビールは手に入ったものの、フランクフルトはスーパーで売ってそうなやつしか食べられませんでした。残念。
ちなみに、丹那断層とオラッチェ。一見関係なさそうに見えますが、実は、関係大アリなんです。
丹那トンネルの工事を進めていたところ、断層に達したところで湧水が多くなり工事を中断。地下水がどんどん抜けていき、とうとう丹那では水が出なくなってしまいました。国の補償により、それまで行っていたワサビ栽培から酪農に方向転換を行ったのでした。ちなみに、北伊豆地震はその工事中に発生しており、相当な難工事となったそうです。
さて、オラッチェを背に、函南駅経由で熱海へ。
ホテルに着くと、ちょうど食事の時間。みんなでおいしく頂きました。夜は結局2時近くまでどんちゃん騒ぎをし、次の日は起きられず、朝風呂を断念しました。
次の日は、熱海~真鶴を散歩し、海の幸もたくさん頂きました。
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